Web業界で活躍する人のキャリアパス
WEBディレクターはWebを製作するときにその全体像を提案し、その内容に従って制作を進めていくときの指揮管理を担当する仕事です。
今やテレビや雑誌などの大手メディアコンテンツと同じかそれ以上に重要とされているのがWebでの広告宣伝ですが、テレビなどのマスメディアと異なり効果的にそれらを行っていくためにはきちんとした戦略が必要になります。
というのもテレビや雑誌、ポスター、看板といった広告方法はより多くの人の目に触れる形で表に出すということがそのまま知名度や認知度アップとなるのに対し、Webはあらかじめ商品などに興味を持った人を検索エンジンなどで呼び込みをしないと思うように内容を伝えることができないからです。
そのためには企業の公式サイトを製作するときには多くの人に訪れられるコンテンツとして構築していかなくてはならず、それは専門の知識がない人にとっては難しい作業です。
WebディレクターはWeb上で効果的な宣伝を作るための方法を考え、それをどういったコンセプトで宣伝したい商品やサービスにつなげていくかということを考えることが主な業務となります。
他のスタッフと協力しながら制作にあたる仕事
Webディレクターという仕事は求人票などを検索すると比較的多く見かけることができます。
就業をするためにあらかじめ取得をしなくてはいけない資格などはなく、未経験の人であっても採用の条件が合えば就業をすることは可能です。
ですが実際に現場で勤務している人の多くはまずは現場スタッフとしてWeb制作を経験したのち、キャリアアップをする形でWebディレクターを目指すようにしています。
規模が大きめのWebコンテンツを一つ制作するときには、まず企画立案をクライアントとともに行い、そこからどういった目的でサイトを作るか(商品販売、製品紹介、問い合わせの誘導など)を考えていきます。
目的が決まったらそれを達成するために必要なコンテンツやシステムはどういったものがあるかということを考え、それをもとにどういったデザインで作っていくかという全体像を決めます。
デザインや入れ込む機能が決まったら、次にWebデザイナーやカメラマン、ライターなどに仕事を割り振り必要な内容を製作してもらいます。
全ての内容がそろったらそれを実際にサイトとしてコーディングして最終的にWebにアップして正常に動作をするかテストをしていきます。
Webコンテンツはテレビ番組や印刷物と違って、一度制作をしたあとから何度も手を入れることができるということも特徴の一つです。
Webディレクターは完成したサイトに対して、SEO対策や新しい内容の更新などしてさらに効果の高いサイトを目指して改良していくという長期的な業務も担当します。