年々高度化するWeb制作に対応する仕事
Webコンテンツは一般向けに使用されるようになってまだ約20年ほどですが、この短期間の間に飛躍的に機能は向上しました。
インターネット黎明期の頃はHTMLやGIF画像など簡単な技術で制作することも十分できていたのですが、現在では単純に「見てもらう」だけではない閲覧者に何らかの行動をしてもらうことを目的とするようなインタラクティブなタイプが主流になっています。
そのためこれからWebデザイナーとして仕事をしていこうと考えている人は、CG制作や映像制作、Web上のサービス機能の導入など「デザイン」部分以外の知識が多く求められます。
デザインの専門学校でも、単純な見た目だけではなく、デザインの機能や、コンセプトの立て方、人がページを見ていく順番など、様々なことを学ぶことになります。
クライアントや上司に、なぜそのデザインにしたのか、という説明を行うこともあるため、デザインの理論も必要になるので、Webデザイナーは見た目だけを考えればいいという訳ではありません。
細かく業務を説明すると、Web制作の現場ではコンセプトや主な機能を考える「Webディレクター」と、そのデザイン部分のみを担当する「Webデザイナー」、それからその内容を実際にWebで見れるようにする「コーダー」といったものがあります。
しかしWeb制作は少人数で行うことも多いので、フリーランスや小規模のWebデザインを受ける企業においてはそれらを全部一人の人が行うということも珍しくありません。
Webデザイナーになるために便利な資格
Web制作の仕事においては何らかの資格が必ず必要ということはなく、技術やセンスによってどんどん仕事を受けていくことができます。
しかし年々高度化しているWebコンテンツの技術に対応していくためには、まず基礎的な仕組みを理解しておくことは大切です。
未経験でWebの世界に入ろうという人にとっておすすめになるのが、公益社団法人のCG-ARTS協会が主催している「Webデザイナー検定」や「CGクリエイター検定」です。
こちらはWebコンテンツを作りにあたり必ず必要になる基本的な技術や画像などの処理方法を学ぶことができる資格です。
民間資格ですが、実務に直接的に役立つと評判の人気の資格なのでまずは導入資格として取得を目指してみるのがよいといえます。